お金が貯まる人はどういう行動をとっているか?第5弾!!
「貯金」
この言葉を聞くとすごく
堅実なイメージがするのは私だけではないだろう。
小さい時からよく親に
「貯金をするように」
と言われてきた方も少なくないはずだ。
ただ大人になると、
ただただ現金を「貯める」だけではなく、
◆どういうところに貯めるか。
◆それを増やすために
どのような方法を取っていくか。
が、生きていく上で重要になる。
そんな中で、人生における色んなフェーズにおいて、
どのような行動をとっていけば
お金が貯まりやすいのか。
そんな「マネーリテラシー」
を身につけられるヒントになる本を
見つけたので、その内容を紹介しようと思う。
「お金が貯まるのはどっち?」
というタイトルの本だ。
クイズ形式でマネーの使い方に
対するさまざまなノウハウを提供してくれる。
内容が非常にわかりやすく、
かつ細分化されているため、
どこから読んでも楽しめるようになっている。
すでに気づいていたこともあれば、
新しく気づかせてくれたところもある。
「これは実際どうなんだろう?」
と疑問に思うこともあった。
みなさんも、この本に書いていることについて
自分なりの意見をコメントしていただけると非常に嬉しい。
【質問21】
家は結婚前に買うか、結婚してから買うか、どっち?
★答え
結婚前
一般的には結婚してから家を買うことが
ほとんどだが、独身の若いときに家を買って、
早くから資産を作るべきだと
著者は考えている。
家賃はただの支出だが、
家は資産になるからである。
住宅ローンであれば、
同じ支出金額であっても、資産が増えていく。
保険でいう終身保険のようなもの。
立地にはこだわり、
人に貸したときに10万円ぐらいで貸せるものがよい。
★価格について
若い独身の人ならば、
(都心では)中古で1500万円ぐらいの
マンションが妥当。
そのくらいであれば、
頭金やボーナス払いがなくても
月々の支払いは4万5千円程度で済む。
都心で4万5千円の賃貸を探そうと思っても
ボロアパートしかないが、
1500〜2000万円の物件ならそこそこのものが買える。
家計に無理することなく、
自分の家を買うことができる。
★ルームシェアという選択肢
また、賃貸の場合と比べて持ち家のほうが、
毎月の支払い額が同じでも、
広い場所に住める。
中古の2DKのマンションを
購入すれば友人を連れて
ルームシェアすることもできる。
持ち家でルームシェアをする。
→2部屋のうち一部屋を安い値段で貸すと、
家賃が得られるので、
ローン負担はかなり軽くなる。
【正真正銘の家主】になれるのである。
※ただし、買うときの間取りは非常に重要。
ルームシェアしやすい間取り、
将来売りやすい間取りも考慮すべきである。
※彼女や彼氏と同棲して家賃の一部をもらってもよい。
結婚した後は、買ったマンションは
住み続けてもよいが、人に貸し、
もう少し広いマンションを探して、
もう一度住宅ローンを組み直すのも良い作戦である。
【質問22】
お客様は神様か、神様ではないか、どっち?
★答え
融資を受ける立場においては、
「お客様は神様」ではない。
お金を借りるためには銀行員から信頼されることが大切。
つねに銀行員がやりやすいように
先回りすることで融資が得られるようになる。
★銀行が貸したくない7つのタイプ
①乱暴な字を書く人
お金の管理も雑であることが想像されるため、
銀行側からすれば
「貸したお金が返ってこない」というリスクを感じてしまう。
逆に字が丁寧であれば、印象はアップする。
②書類に空欄の多い人
勤続年数や会社の資本金など、
細かいところを面倒臭がって空欄にしてしまう人もいるが、
これがアバウトな人は
「お金についてもアバウトなのか」
と思われてしまう。
一方、几帳面な人であれば、
たとえその場で分からなくても、
「調べますからちょっと待って下さい」
「持ち帰らせて下さい」となる。
「きちっとした印象」を銀行側に与える必要がある。
③複数の銀行に同時に審査をお願いする人
「なんとかこの人に貸してあげたい」
銀行員にそう感じてもらえると、
行内で稟議を通すためのロジックを
考えながら、話を聞いてくれる。
逆に、
「実は他行にも申し込んでいて、
金利の安い方から借りようと思っている」
と言われたら、担当者は稟議を
通しても他に行かれる可能性があると考え、
手間も労力も行内での地位も怪しくなるため、
一気にテンションが下がってしまう。
④専門用語を使う人
自分の本業の専門用語なら良いが、
融資や投資などの専門用語を使ってしまうと、
途端に胡散臭くなってしまう。
銀行員と話すときは、
一般的な言葉を使うようにしたほうがよい。
銀行員は高学歴の人が多い。
高学歴の人は、自分より頭のいい人を
嫌う傾向にある。
お金を借りるときは、「つねに助けてもらう」
精神で取り組んだほうが銀行も助けてくれる。
⑤借りたい金額が決まってない人
最初から
「借りられるだけ借りたい」
と言うと、
「この人、ちゃんと考えているのかな」
と疑われてしまう。
きちんとした資金計画を作った上での
お願いかどうかが重要。
【融資の頼み方としては】
★お金がどれだけ必要で
★手持ちがどれだけあって
★そのうちどれだけを自己資金として使いたくて
★残りどれだけを借りたいのか
を告げた上で銀行員に判断を仰ぐのがよい。
⑥借金を隠す人
「見せ金」
カードローンなどで何百万円も借りて、
借りたい銀行に預金し、
あたかも自己資金が多いように見せかけるお金のこと。
→全て信用情報に記載されるので、
銀行側にはバレバレになる。
お金を持っていないのに持っているように
見せかける人を、銀行が信用するわけはない。
スマホのローンでさえもきっちり
申し込み書類に書くことで、
信用を得ることができる。
⑦「お客様は神様だ」と思っている人
住宅ローンや事業融資を受けに行く人は、
銀行からすれば「審査される人」
「審査をしていただく」という気持ちで行かなければならない。
【質問23】
住宅ローンはボーナス払いと一律平均払い、得するのはどっち?
★答え
一律平均払い
ローンの支払いを3回延滞してしまっ
たらアウトである。
購入した家を差し押さえられ、
かつ預金も差し押さえられてしまう。
その後銀行は債権回収会社に
その物件を100万円程度で売ってしまうようだ。
※銀行は保険に入っているので、100万円で売り渡しても特に影響はない。
非常に危険なので、
できる限り延滞になるリスクを
少なくしておくことが重要。
ボーナス払いにすれば月々の支払い額は
少なくなるが、つねに危険と隣り合わせに
なってしまうのでやめたほうが良い。
自分が返せる金額は年収の20%程度
(著者の考え)
しかし
銀行は返済利率が35%まで貸してくれる。
借りられる金額と、
返せる金額は違うようだ。
家計管理をしてこなかった人は、
物件の魅力と不動産業者の甘い文言に負けて、
無理して自分の身の丈以上の物件を
購入してしまうようである。
【質問24】
「繰上げ返済」をするか、
「手持ちの現金」を貯めるか、得するのはどっち?
★答え
手持ちの現金
早く払い終わらせたくて、
無闇に繰上げ返済を行なってしまうのはNG。
住宅ローンを返しすぎて、
子どもの大学入学金が足りなくなるケースもある。
ライフプランとにらめっこした上で
大丈夫であれば返済に回すのは良いが、
安い金利でお金を調達している場合は
無理に繰上げ返済をしなくてもいい。
住宅ローンはせいぜい金利が1%程度。
余剰金が生まれたら、
返済に回すのではなく、
投資に回したほうがかしこい可能性が高い。
【質問25】
銀行に相談する人、自力で解決する人、
資産が増えるのはどっち?
★答え
銀行
銀行はお金を貸す場所としてだけでなく、
人を紹介してくれる場所としても機能する。
紹介をしてくれるケースもあるので便利。