時間の使い方について!第1章〜時間に対する日本人の概念の改革〜
まずはメンタリストのDaigoさんの本
「週40時間の自由をつくる長時間術」
より、
★時間にまつわる3つの勘違い
についてお伝えしていきたい。
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①物理的な時間がない。
誰もが言ってしまうことだと思う。
ただ、本当にそうだろうか?
日本のサラリーマンは諸外国に比べて時間をとれないのだろうか?
この本では、
★日本の年平均労働時間は、
◆1970年代は2200時間
◆2016年は1713時間
ここ30年間で減ってきており、海外の諸外国より少ないのである。
現代人の「時間不足」は勘違いであることが分かる。
②やるべきことが多すぎる。
およそ3分の1のビジネスマンが、
1日に平均1時間は仕事と無関係な
作業をしていることが明らかになっているようだ。
「やることが少ない」
と言っている人ほど生産性が高いことも分かっている。
③忙しい人は仕事ができる。
忙しさと有能さは比例しない。
むしろ
◆細かい作業が多く集中力が続かない
◆長時間の労働で脳の働きが下がる
◆働きすぎて体調が悪くなる
などの理由で生産性が低くなってしまう。
人間にはもともと時間を過大に評価する傾向があるため、
作業を正確に見積もるのが苦手のようだ。
もし時間に追われた生活をしていれば、
「時間不足」の錯覚をもたらす真の原因を見極め、
本当の自由時間を取り戻すためのトレーニングをする必要がある。
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ここまでがこの本の序章で書いていることである。
この後本題では時間に対する考え方を改革する方法について書かれている。
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では、次に
②あなたの24時間を科学的に2倍にする神・時間術
について見ていこう。
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人間には、集中して物事を考えられる時間と、そうでない時間がある。
その違いを深く知り、
◆集中できる時間帯にする仕事と集中できない時間帯にする仕事を分けてやる作業。
◆脳を集中できる状態に持っていく作業。
上記二つができれば、時間に対して「不足している」というイメージを持たず、
非常に有意義に時間を使えるようだ。
詳細として、
【脳のゴールデンタイム】
起きてから2、3時間の、
脳が疲れておらず、
非常に整理された時間帯のこと。
論理的な作業・文章執筆・語学の学習など、
高い集中力を要する仕事に非常に向いている。
なので、それに合った仕事をしていくことが重要。
【集中できる時間帯まとめ】
「起床後の2〜3時間」
「休憩した直後」
「終業間際の時間帯」
「締め切りの前日」
集中力の高い時間帯を加味した仕事の計画を立てるだけで、
仕事の効率は2倍以上変わってくるという。
それに合った仕事と、そうでない仕事とは
【集中仕事の例(ゴールデンタイムに適している仕事)】
◆文章を書く
◆プレゼンテーションの資料を作る
◆英文を書く
◆重要な書類作りなど
【非集中仕事の例(ゴールデンタイムに適していない仕事)】
◆メール・メッセージのチェック
◆電話をする
◆コピーをとる
◆資料や本に目を通す
◆会議・打ち合わせ など。
【集中できる時間帯にやってはいけないこと】
★朝のメールチェック
「午前中の時間価値は夜の4倍」であり、
その時間の非集中仕事はもったいないからである。
メールチェックは少し仕事をして、
疲れている状態で、
気分転換がてら行う方がよい。
【時間に対する考え方】
★1次元的時間術
「電車での移動時間、ゲームをするのをやめて読書をする」
「メールチェックを1日5回から3回にして、他の仕事に回す」
など、時間を「置き換える」だけの時間術。
これでは24時間の壁を突破することはできない。
★2次元時間術
横軸に「時間」縦軸に「集中力」を置くことにより、
集中力を変えることで、
結果的に仕事量が増えていくという考え。
2次元的に管理するだけで、仕事効率アップのアイデアはたくさん浮かんでるようだ。
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以上、今回は2冊の本の序章を通じて、
時間を有意義に使うためには、
「時間に対する考え方を変える」
ことから始まるということをお伝えした。
日本が諸外国と比べて平均労働時間が少ないと聞いて驚いた。
あくまで統計がとれたところだけを情報材料にしていると思うので、
◆サービス残業が多い会社
などのデータを入れるともう少し増えてくるだろう。
それでも、時間に対する考え方を徹底的に意識することの重要性は、
上記の内容を見れば分かっていただけるだろう。
次回からはもう少し詳細にこの2冊の本について掘り下げていきたい。